暑い夏が過ぎたのに、汗が止まらずに困っているという方はいらっしゃいませんか。たかが汗と思っていても、実は汗が止まらない症状の裏には深刻な病気が潜んでいる場合があります。汗が止まらない原因と対策を知って、健康な生活を取り戻しませんか?
本当は怖い!汗が止まらない症状
私たちの体は汗を出すことで体温の上昇を抑え、体温を一定に保っていますが、体温調整の役割を超えて汗が出てしまうということは、体に何らかの異常がある可能性があります。汗が止まらない症状に悩む人は、一度自分の体と向き合いましょう。
①自立神経の異常で汗が止まらない
汗は自律神経によってコントロールされています。自立神経には体を活発にさせる時に働く交換神経と体が休んでいる時に働く副交感神経があります。この交感神経と副交感神経が上手くバランスを取れないと、汗が止まらない、めまいがするなどの症状が表れます。
規則的な生活を送ることと、カウンセリングやアロマテラピーなどの治療を受けてストレスを軽減させることで自律神経が整い、汗が止まらない症状が改善されます。
②更年期障害で汗が止まらない
40代以上の女性で汗が止まらない方は更年期障害の可能性があります。更年期障害は女性ホルモンのバランスが崩れることで起こります。その症状の一つにほてりやのぼせ感と共に汗が止まらない「ホットフラッシュ」があります。
ストレスの軽減と食生活の改善で汗が止まらない症状は改善されます。バランスよく栄養をとることが大切で、特にビタミンEはホルモンバランスを整える効果があるので、しっかりと摂取してください。
③糖尿病で汗が止まらない
糖尿病になると自律神経に異常が起こり、汗が止まらない症状があらわれます。食事の時に顏や首からの汗が止まらないのが糖尿病の方の特徴です。食生活の改善や運動で血糖値をコントロールすることで改善します。
④ホルモンの異常で汗が止まらない
ホルモンバランスが崩れる病気になると汗が止まらない症状が出る場合があります。ホルモンの病気の一つに「バセドウ病」があります。バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気で、この病気になると、新陳代謝が高まり汗が止まらなくなります。他には食欲の増加、疲れやすくなるなどの症状がでます。「バセドウ病」と診断されると、薬物治療や放射線治療を受けることになります。
⑤血液の病気で汗が止まらない
血液の病気のひとつである「白血病」になると、白血球の減少により感染を起こして発熱し、汗が止まらない症状が出ます。特に寝汗がひどくなります。他には動機やめまい、吐き気の症状もあらわれます。
白血病は薬や放射線をつかい治療を進めていきます。白血病は治療が難しい病気であるというイメージがありますが、適切な治療をすれば完治する病気です。
いかがだったでしょうか?
汗が止まらない症状はただ不快なだけではなく、その症状の裏には命にかかわる重病が隠れている可能性があります。汗が止まらない症状が出たら、放っておかずに病院へ行き、原因を突き止めて適切な対処をしましょう。
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