汗が止まらないというのは見た目や臭いなどの対外的な要素もあり、非常に辛い思いをしている方が多いです。別に悪いことをしている訳ではないのに、必要以上に悲観的になってしまい、それが原因で更に「嫌な汗」をかいてしまうという悪循環に陥ってしまわないためにも、汗が止まらない人が知っておくべき対策とは何でしょう?
汗が止まらない人の為の5つの「行動」
汗が止まらないことで毎日が辛いという方も、生活改善や気持ちの切り替えで、少しずつ良い方向に向かえるのです。まずはその為にすべき「行動」を頭に入れておきましょう。
①原因を知る
汗が止まらないのはなぜでしょう。その原因は人それぞれ違います。考えられる理由としては、汗腺を刺激するような香辛料の強い食べ物を多く摂取しているなどの「食」の問題や、運動不足や冷房の影響による「自律神経の乱れ」、または遺伝や更年期といった、抗いようのないものまで様々な原因があります。まずはご自身の症状や生活習慣などを見つめなおしてみましょう。そして、思い当たる問題点について、一つずつ解決方法を検討していきましょう。汗が止まらないからと言って、闇雲に薬や手術にお金をかけてしまうのは得策とは言えません。自分でできる対策を色々試した後の、最終手段と考えましょう。
②食生活を見直す
汗が止まらない原因の一つに、食生活の問題があります。汗腺を刺激するような辛いものや、汗の粘質性を高めてしまうチーズなどの脂肪分が高いもの、コーヒーなどに入っているカフェインは興奮作用があるため、やはり汗が止まらない原因のひとつとなります。では、どういったものが汗を止める為にはよいのでしょうか。単純に前述した食品の摂取を控えるだけでも変わってきますが、発汗作用を抑えるイソフラボンを含んだ納豆や豆乳などをメニューに取り入れてみましょう。また、野菜も積極的に摂るようにしましょう。ここで大事なのは、嫌なものを無理して食べるのは逆効果になるので、なるべく自分が食べやすいと思えるものをチョイスするということです。
③運動不足を解消する
運動不足による交感神経の乱れも、汗が止まらない原因のひとつに考えられます。体が汗を出せという指令を、正確に行えなくなっているのです。それを改善するためには、適度に体を動かし、交感神経を緩やかに刺激して、体が落ち着いて適正な「汗を出せ」指令を出せるようにしてあげるのです。ですので、激しい運動ではなく、ジョギング、ウォーキングといった手軽にできる運動を行うと良いでしょう。こちらも無理せずに、疲れすぎない範囲の運動量と時間を考慮して、少しずつ実践していきましょう。サラサラの爽やかな汗になってきたら、気持ちよくて更に運動するのが楽しくなってくるはずです。
④直接、体をケアする
汗が止まらない原因についてあれこれ考えるより、とにかくすぐに汗を止めたい!と思った時には、体を冷やして発汗を抑える手段をとるとよいでしょう。体温を下げる為には、工場用エアコンなどに取り入れられている「水冷式」をお手本にしましょう。水冷式はその名の通り、機体全体に通っているパイプに水を流して冷やす方式ですが、パイプを血管に置き換えて考えれば、人体にも応用できます。体全体に血液を巡らせる動脈を冷やしてあげることで、温度の下がった血液が循環し、体全体の温度が下がるというわけです。冷やすのに適した動脈は、皮膚に近いところにある頸動脈がよいでしょう。よって、汗が止まらない場合は、冷水で濡らしたタオルや保冷剤などで首筋やうなじを冷やしてあげると効果が見られます。
⑤ストレスをなくす
汗が止まらないことを気にしすぎて、余計に汗が出てきてしまう悪循環を生まないために、汗が止まらない体質であることに悲観的にならないというのも大事な対策のひとつです。汗をたくさんかくと、見た目にも見苦しい、臭いが出て嫌だなどと考えれば考えるほどプレッシャーになり、そのストレスから俗にいう「嫌な汗」をかいてしまい、結果、汗を止めるどころか気持ち的にも暗くなってしまい、精神的にもよくないです。様々な対策で実際に汗を抑えることを考える一方で、「汗をかくことは別に悪いことではない」と考えるようにしましょう。汗が止まらないのは、体が上手に調整ができていないだけです。迷惑をかけようと思ってしていることではないので、冷静に、少しずつ改選していきましょう。
いかがだったでしょうか?
汗が止まらないとお悩みの人が陥りがちなマイナス思考は、「汗」とは何か、なぜ止まらないのかといったことに落ち着いて向き合うことで少しずつ解消していけるのです。
汗が止まらないということで、そんなに卑下したり人目を気にすることはないのです。自分の体が正しく汗をかけるように生活改善を心がけてみましょう。
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