あがり症なら覚えておくべき5つのポイント

あがり症なら覚えておくべき5つのポイント

あがり症とは人前に出ると緊張し、思うように話ができなくなることから顔が赤くなり人の視線が気になると言う現象です。根本にあるのは対人に対する恐怖感です。もし自分があがり症と感じているのであれば対策はあります。あがり症なら覚えておくべきポイント、克服の対策について具体的な方法はあるのでしょうか?



あがり症と思ったら押さえておきましょう。

あがり症に対する対策については、人のパーソナリティーが違うように、あがり症に対する症状も様々で、対策も人によって違ってきます。5つのポイントでまとめさせて頂きましたが、自分に合ったあがり症の対策を考えることが重要です。

①今の自分を受け入れる

あがり症を自覚している方の傾向を分析してみると、共通点がいくつも挙げられます。根本的には対人に対する恐怖感、人に上手く物事を伝えられないもどかしさから起こる赤面等が身体的な反応として起こります。その自分に起こっている現象に対して何とかしよう、人から変に思われたくないという強迫観念から、あがり症はどんどんエスカレートしていきます。あがり症に対する対策も自ら思いつくものでもありません。では、どうすればよいのでしょうか。何か対策はないのでしょうか。この対策を考える行為はとても重要です。まず、近道の対策として挙げられるのはあがり症である今の自分を受け入れてあげることです。あがり症を自覚するシチュエーションに陥った時、今は緊張や不安を感じて自分は当然なんだと今の自分を受け入れてあげることが改善対策の第一歩です。あるがままの、あがり症の自分を受け入れてあげることによって快方に向かう第一歩の対策、つまり鍵となります。

②メカニズムを知ること

あがり症を自覚している方、悩んでいる方にそれを解決の方向に導く対策として、まずあがり症のメカニズムを知るということはとても重要なことです。いわゆる「あがり症」は血液中のノルアドレナリンの値が上昇して起こる現象です。これらは興奮とか覚醒に通じる神経伝達物質であり、脳内の青班核にあるノルアドレナリン神経から分泌されていきます。不安や緊張によってこのノルアドレナリン値は上がって行き、自律神経の交感神経を活性化させていきます。交感神経が刺激されることにより、心拍数が上がって行き、体温、血圧が上昇していくため動悸、発汗、震え等の症状が起こることになります。その対策は自分では思いつきません。しかし、考えてみましょう。あがり症は病気なのでしょうか。上記の症状は誰にでも起こりうることであり、その程度は様々ですが、特別な人にだけ起こるものではないのです。つまり、病気と明確に区別されるものではありません。しかしあがり症の症状が軽度でない場合は対策のために医師の診断を仰ぐことも重要なことです。

③あがり症のルーツを知る

あがり症を自覚して悩んでいる方の対策を考える時、重要なことがあります。それは。あがり症のルーツを知るということです。そもそも、生まれたての赤ちゃんはあがり症だったのでしょうか。何かしらの原因によって、あがり症は進行していったのではないでしょうか。クラスのみんなの前で質問に答えられない等のネガティブな経験の積み重ねによって、あがり症は重度なものになって行ったのではないでしょうか。そこで考えてみましょう。3つの要素があります。まず、あがり症である自分の情報は葛藤している自分の中でどんどん蓄積されていき、膨大なデータとして残っているのではないでしょうか。次に、情報から得た記憶の更新が上手くいっていないことも挙げられます。過去の失敗、つらい経験の記憶のみが蓄積されていき、がんじがらめになっていないでしょうか。失敗はあれど、しかし成功した場面もあるはずです。しかし、失敗した経験の方が先に蓄積されていきどうしようもなくなってしまうこともあります。最後には、発信することが大事です。上手くいった経験もないところで発信するとやはり失敗してしまい、またネガティブな思考に戻ってしまう。この繰り返しが起こっていると考えられます。対策として発信することのコントロールができれば、場面は違ってくるはずです。過去の失敗は、つらい経験ですが忘れませんか。これから、自己発信してく方法について前向きに考えてみませんか。この前向きな開き直りは最良のあがり症に対する対策となります。

④人間の3大欲求を知る

あがり症で悩んでいる方は多数いらっしゃいますが、あがり症の克服の対策について一人で考えてもなかなか難しいものです。書籍を読んで勉強し、対策について学習してもなかなか成果が出ないのが事実です。まず、人間の3大欲求について考えてみませんか。好かれたい、尊敬されたいという自己好感、自分が重要な存在として思われたい自己重要感、自分が有能であると評価されたい自己有能感の3つの欲求が人間には存在します。もしも、それらの欲求が何かしらの原因で傷つけられるかもしれないということを感じた時、脳はアラームを鳴らしあがり症という症状につながるのです。それでは、あがり症に対する対策としてどうすればよいのかという具体的な対策ですが、まず発声をつかさどる身体の部分を鍛えていくことも重要な対策です。まずは表情筋という発声するときに一番使う筋肉を鍛えてみましょう。大きく口をあけて、「あ行」を話してみてください。また、イタリアの声楽家の発声では、「お」という単語で発生することから始めます。そこから、いわゆる腹式呼吸を使った発声が生まれます。つまり、多くの人は肺から上で言葉を発しようとしますが、腹式呼吸で横隔膜から発声するというトレーニングを行うことで、発声は変わって行くものなのです。

⑤話し方のリズムの考察

あがり症で悩まれている方がその対策として考え得る時、前述4の手法で1単語で発生を繰り返し、おなかから声を出すこと、表情筋を鍛えることというあがり症への対策については記載させて頂きました。次に大事な対策は何でしょう。それは、会話のリズムです。少しずつで構いませんし、焦る必要はありません。まず大きく口を空けてしっかりと発声できるようになったら、こんどは文章を朗読してみます。そしてその文章をセリフとして覚え、感情をこめて発声していきます。最後に、リズムです。人に言葉を伝える時に大事なことがこのテンポ感、リズム感です。話の上手な人は実はこのリズム感を知らず知らずのうちにマスターしているのです。今、ないものがあるのであれば、それを補うトレーニングをすれば対策になります。そして、失敗してもネガティブになる前に、どの部分で失敗したのか?を分析し、トレーニングすることを繰り返していくことが大事なあがり症への対策です。この行為により、あがり症に対する対策はどんどん磨かれたものになっていきます。


いかがだったでしょうか?

あがり症の対策として5つのポイントについて記載させて頂きました。あがり症は特別ではなく誰にでも起こり得ます。特別な人だけが陥るものではありません。足りないものがあれば、あがり症への対策を考えてトレーニングすることで克服できます。あがり症の自分を受け入れ、克服するための対策を見極めることが重要です。

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